「暴力を振るわれた」と女性記者に告訴されたソン・イルグクが、当時の状況を収め、今回の事件のカギをにぎるとみられる防犯カメラの映像の内容を公開した。
ソン・イルグクの代理人を務める李載満(イ・ジェマン)弁護士は、ソン・イルグクの暴行疑惑に関し、「防犯カメラに映っている女性記者は、ソン・イルグクのマンションの玄関ドアをつかみ笑っていた」と述べた。
そして「ソン・イルグクさんはマンションの出入り口の自動ドアが閉まるまで、ドアをつかんでいた。女性記者はドアを押し、中に入ろうとした。ドアをつかんでいるソン・イルグクさんに笑いながら話しかける女性記者の姿が防犯カメラに映っている」と語った。
弁護士が説明した防犯カメラ映像の内容は、先日伝えられたソン・イルグクのコメントと一致しており、注目される。
ソン・イルグクは先月29日午前、自身のファンサイトを通じ「家の前で問題の女性記者と出くわしました。わたしは彼女を避けて中に入りました。玄関ドアが閉まりかけたとき、記者の方が玄関ドアの外側まで来て、ドアを押し入って来ようとしました。そのとき、玄関ドアのガラス越しに、女性記者がわたしに向かって“そんなことしないでインタビューしてくださいよ、イルグクさん”と言ったのを見ました。正直言って少し申し訳ない気もしました」とコメントしていた。
某月刊誌で働くフリー記者である女性記者は、先月17日にインタビューを申し込もうとした際、ソン・イルグクが振り回した腕に当たり、前歯1本が折れ、上の歯3本が欠けたとして、ソン・イルグクを刑事告訴した。これに対しソン・イルグク側は虚偽事実の流布と名誉毀損で女性記者と今回の事件を最初に報じたメディアを相手取り20億ウォン(約2億2500万円)の損害賠償請求訴訟を起こしている。
ソウル中央地検刑事2部(パク・ミンピョ部長)は先日、この女性記者とソン・イルグクを別々に呼び事情聴取した。