松山ケンイチ「強烈な目のリュ・スンボムが印象的」


 「偶然、映画『クライング・フィスト』を見ました。俳優としてではなく一観客として興味深く見たのですが、強烈な目を持った若い俳優の方(リュ・スンボム)が印象的でした」

 日本の大ヒット映画『デスノート』シリーズで天才探偵Lを演じた松山ケンイチ(23)が韓国の俳優リュ・スンボムの印象を語った。

 これは、松山ケンイチが1日午後2時、ウェスティン朝鮮ホテル(ソウル市中区小公洞)でインタビューに臨んだ際、報道陣から「一緒に仕事をしてみたい韓国人俳優は?」と聞かれたときの答えだ。

 松山ケンイチは21日に公開される『デスノート』のスピンオフ映画『L change the WorLd』プロモーションのため韓国入りした。松山ケンイチが韓国に来るのはこれが初めてだが、空港では韓国のファン60‐70人が出迎え、「うれしかったです」と語った。

 以下は『L change the WorLd』主演の松山ケンイチとの一問一答。

‐役やエピソードについて教えてください。

 「『デスノート』シリーズの夜神月、つまりキラと対決したLを演じました。前作でLは社会性に欠ける人物で、ほとんど家の中にいましたが、今回の『L change the WorLd』では外に出て世の中とコミュニケーションを取っていきます。外で撮影したのですごく汗をかきました。汗のせいでメークを何度も直さなければならないこともありました」

‐現実の世界にはLのような人物はめったにいない。天才探偵を演じるのは難しかったのでは?

 「自分自身の性格に近い役にはあまり興味を感じません。これまで演じた役も、ほとんどがものすごい想像力を必要としました。演じながら、作品のテーマが何なのかいつも考え、監督と話し合いながらこの映画が追求する方向へ進もうと努力しました」

‐『デスノート』の原作はどう読んだ?

 「頭脳による戦いにハマりました。また、正義と悪についても多くのことを考えさせられました。

キラとLのどちらが正義でどちらが悪なのか、正義の持つ意味を人は勝手に解釈し、使っているのではないか、と深く考えさせられる作品です」‐デスノートが必要だと思ったことは?「人を殺したいと思ったことはありませんが、死神と対決したいと思ったことはあります」

パク・ミエ記者
<記事、写真、画像の無断転載を禁じます。 Copyright (c)Chosunonline.com>
関連ニュース