オム・テウン単独インタビュー(下)


―ムン・ソリさん、キム・ジョンウンさんとの共演はどうでしたか? 
「ムン・ソリさんとは以前『家族の誕生』という作品で共演し親しくなっていたのですが、今回より親しくなれました。キム・ジョンウンさんはさっぱりしていて明るい人。皆と親しくなれてとてもうれしかったです」

―最近撮影されたという映画『イリ』について教えてください。 
「『イリ』は短い期間で撮影を終わらせた映画です。きちんとあらかじめ決まっていることがなく、現場で監督と相談しながら進めていく、という変わったスタイルのものでした。撮影も9日間ほどという短期間でした。自身のテウンという役の名前でそのまま自分の素でやったもので、自分は何もしていないような気もしましたが、今考えると得るものがあった作品だと思います」



―『魔王』ではOSTで歌を歌ってらっしゃいますが、普段から歌われますか? カラオケなどには行くのですか。 
「歌を歌うのが好きです。友達などと酒を飲むとよく歌います。CDを出すような実力はないですが、OSTに参加するという機会があったので、おもしろいと思いました。OSTに参加したことによって、ファンの皆さんに聞かせることができ、喜んでもらえて思い出になればよいことだと」

―日本のファンは、オム・テウンさんのはにかんだ表情が好きとよく言っていますが、そのことをどう思いますか。 
「自分は本当に恥ずかしがり屋なんです。本当は見せたくないんです。恥ずかしがりを直して、かっこいい姿を見せたいのですが、それができなくて。でも幸いそんなはにかむ姿を皆さんが好いてくださっているので、負担を感じずに済んでいます(笑)」

―今後の活動予定は 。
「韓国に戻って、2月20日にはタイに映画『あなたは遠いところに』のロケに行きます。
その後、3月には新しい映画『火車』の撮影のため米・サンフランシスコに行って、4月の中旬からは韓国で撮影を行います。その映画が終わったら、別のドラマか映画に入る予定です」

 多忙を極めているオム・テウンだが、映画もドラマも関係なく、ジャンルやキャラクターにこだわることなく、どんなものにも取り組みたいと言う。イメージなどにとらわれることなく、何にでも意欲的に取り組む姿勢に俳優として成長を続ける秘訣が垣間見える。ファンの愛には自分の演技で応えたい、という言葉がうわべだけでないことを強く感じた。



東京=野崎友子通信員

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