カナダ・バンクーバーでロックバンド「サンウルリム」(山びこの意)の最年少メンバー、キム・チャンイクさんが交通事故死したというニュースにファンは悲しみに暮れているが、そのときの状況が新たに分かった。
「サンウルリム」の公演を企画・担当していたライブプラス関係者は31日、プレスリリースを出し、事故の詳しい経緯を発表した。
ライブプラスによると、事故当日の29日(現地時間)、バンクーバーには例年になく大雪が降り、事故が多発していた。
食品会社を経営していたキム・チャンイクさんは、この日雪がたくさん降ったため、従業員らに「事故の恐れがあるからフォークリフトは使わないように」と指示したという。
ところが正午ごろ、予定外の品物が入荷したため、従業員の安全を気遣い、自らフォークリフトを運転した。そして坂道で作業をしていたところ、雪でフォークリフトが滑り事故が起きたという。
キム・チャンイクさんは直ちに救急センターに搬送されたが、出血多量で死亡した。
キム・チャンイクさんの葬儀は31日午後7時(現地時間)から行われる。