姦通罪で在宅起訴されたタレントのオク・ソリ(40)は30日、弁護士を通じ、憲法裁判所に姦通罪を定めた刑法条項の違憲審判を求める申請書を議政府地裁高陽支部に提出した。
オク・ソリは2006年5月から7月にかけ、歌手の男性と3回にわたり性的な関係を持ったとして、今月16日に在宅起訴されていた。韓国の刑法は、配偶者がいる者が姦通したとき、2年以下の懲役に処すると規定しているが、社会情勢の変化に合わないとして廃止論も出ている。
オク・ソリは申請書で「姦通罪は憲法に基づく個人の性的な自己決定権とプライバシーを著しく侵害している。姦通罪は民事裁判で扱うべき問題で、刑事裁判で争う問題ではない。姦通罪は婚姻の原状回復とは関係なく、配偶者の復しゅう手段に転落している」などと主張した。
担当判事は今月中に申請書の内容を検討した上で、違憲審判を求めるかどうか決定する。
夫のパク・チョルは昨年10月、オク・ソリを相手取り離婚と財産分与を求める訴訟を起こした。また、同月中旬にはオク・ソリを姦通容疑で告訴していた。