―『私たちの生涯最高の瞬間』の撮影で、特に大変だったこと、困ったことは?
「とにかく、何もかもです。スポーツ選手の苦労がわかりました。数カ月トレーニングをして撮影に望みましたが、自分は骨盤を痛め、ムン・ソリさんは指をけがしたりと、女優としてではなくスポーツ選手のような苦労がありました」
―体型も変わったのでは?
「それが一番困ったことですね(笑)。体力、筋力が付いたのですが、その結果8キロも体重が増えちゃったんです。腕、足も太くなって。今はなんとか4キロほど戻しましたが、筋肉はなかなか取れないんです。大変です」
―女性が中心の作品の中で、オム・テウンさんはどうでしたか?
「オム・テウンさんは唯一の男性、という感じだったんですね。ほかは皆、女性ですが気が強い、どちらかといえば勇ましい人たちなんですね。逆にオム・テウンさんは女性ばかりに囲まれていたせいか、だんだん女性っぽくなっていったんです。おもしろかったです」
―恋人のイ・ソジンさんはこの映画についてどのようにおっしゃっていますか?
「とても喜んでくれています。彼はもともとスポーツが好きな人ですし、ずっと応援して、支えてくれました。彼はわたしの個人トレーナーのような存在でもありました」
―今後のご予定は?
「今はまだまだ『私たちの生涯最高の瞬間』のプロモーションに務め、300万人、400万人と記録を延ばしたいので、次回作について具体的な予定はありません」
―ズバリ、結婚のご予定は?
「それも、まだ具体的な予定はありません。でも、結婚しないというわけでもありません。とりあえず今は、イ・ソジンさんとはお互い支え合いながら、理解し合いながら、とてもいい関係にあるので、それに満足しています」
恋人の話題にも、コケティッシュな笑顔ではっきりとストレートに答えるキム・ジョンウン。仕事にもプライベートにも充実していることが、そのつややかな肌と明るい表情ににじみ出ていた。
東京=野崎友子通信員