ナ・フナってどんな人?


 歌手ナ・フナ(羅勲兒)=61=は韓国で「トロット(リズム感のある明るいメロディーの韓国演歌)の帝王」と呼ばれている。

 1966年に『千里の道』という曲でデビューし、親しみやすい声色とダイナミックな歌い方、ぶっきらぼうだけれど情熱的な舞台で、女子高生から中年女性まで幅広い人気を集めてきた。また、トロット歌手では珍しいシンガーソングライターとして、『カルムリ』『ムシロ‐時に傷ついて‐』『雑草』『永遠』などたくさんのヒット曲を生み出した。

 これまで約200枚のアルバムをリリースし、発表した曲だけで2800曲余りに及ぶ。このうち800曲余りは自作の曲だ。特に、民謡からポップスまで幅広いジャンルの曲をこなし、「千の声」ともいわれる優れた歌唱力とその音楽的センスで国民に愛され続けてきた。

 70年代には歌手ナム・ジンと人気を二分し、常に韓国歌謡界の話題を集め続けた。85年に14歳年下の後輩歌手チョン・スギョンと結婚し、1女1男をもうけた。結婚前はさまざまな噂が多かったものの、結後は平和な家庭を守ってきただけに、今回のナ・フナにまつわる奇怪なうわさは人々に衝撃を与えている。

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