俳優キム・ジェウォンが日本でのチャリティー活動「KJW CHILDREN DREAM」結成式を兼ねたファンミーティングが19日、東京・ゆうぽうとホールに1200人のファンを集めて行われた。
キム・ジェウォンはイ・チョクの歌を歌って登場。その後のトークでは、これまでの作品で最も印象深いものとして『北京マイラブ』を挙げ、「1年ぐらい北京にいて撮影をした。冬はものすごく寒いし、黄砂がすごくて、せりふをしゃべると砂が口に入って大変だった。お金がなかったので、途中は1度しか帰国しなかった。実は、ギャラもまだもらっていない」との仰天発言も出た。
1月28日から衛星劇場で放送される『黄真伊(ファン・ジニ)』については「ひげを生やしたヘンタイの役です」と笑いを取ったあと「今までと違った男らしい役です」とし、「つらい表情で牛に引きずられるシーンでは、牛が引かずにふんばかりして、それが大変だった」とまた笑いを誘った。
また、日本語の歌「真夏の果実」(サザンオールスターズ)、「LOVE LOVE LOVE」(DREAMS COME TRUE)を歌ってファンを喜ばせ「3月ごろ、新しく日本公式HP(kimjaewon-japan.jp)が開設されます」との発表もあった。そして最後には、会場のファン一人一人との握手会が行われた。
チャリティー「KJW CHILDREN DREAM」に関しては、日本の子どもたちに夢と希望を送り続けたいとの意向で支援を年間通じて行っていくという。この日、私物のオークションの収益やグッズ売り上げの10%などが、若年性関節リウマチの子どもを持つ親の会「あすなろ会」に寄付された。キム・ジェウォンは前日、子どもたちと面会、ひとときを過ごしたという。
「今年はやりたいことはいろいろあるが、俳優の仕事のほうでは作品を選んでいるところでまだ決まったものがない」と語ったキム・ジェウォン。
変わらぬキラースマイルとジョークたっぷりのトークでファンを楽しませ、子どもたちに希望を抱かせるキム・ジェウォンはそれだけで十分魅力的ではあったが、一方で早く俳優としての姿で魅了してもらいたいとの思いに強く駆られた。最近事務所を移籍し、環境は整った。あとはよい作品との出会いにかかっている。
東京=野崎友子通信員