「冬を釣ろう!」 華川ヤマメフェスティバル開催

 冬の祭りといえば江原道華川の「ヤマメフェスティバル」だが、今年も大盛況の中で行われている。

 開幕初日の5日、歴代最多の8万2000人が訪れ、平日も例年より約1万人多い3‐4万人がフェスティバルを楽しんでいる。昨年の開幕日の訪問客は約4万人。ホームページのアクセス数も開幕当日だけで26万件を超えた。華川郡は、このような勢いが続けば、フェスティバルが終わる今月27日までには昨年の125万人をはるかに超える150万人の客が訪れるだろうと予想している。

 今年で6回目を迎えるヤマメフェスティバルの人気の秘訣は、充実した「中身」にある。30種以上のさまざまなイベントが準備されている。ヤマメ、雪と氷、文化、展示、料理という五つの分野に分け、釣り、ソリ、氷の国DJ放送などのイベントを実施している。フェスティバルを楽しんだ後は、華川郡の七つの村で「農村体験」を楽しむことができる。

 この中で最も人気を集めているのは、氷に穴を開けて行うヤマメ釣り。1日1万6000人が挑戦できるヤマメ釣りは、午前11時には場所がなくなってしまうほどの人気ぶりだ。華川郡は首都圏の観光客が「1匹も釣れないまま帰る」ことのないよう、インターネットで場所を予約できる「家族釣堀」も準備している。華川郡は「午前9‐10時、ヤマメを放流する午前11時と午後3時がよく釣れる」とアドバイスした。

 トイレも昨年の20カ所から今年は50カ所へと大幅に増やし、駐車場も昨年より1000台多い2000台収容可能なスペースを確保した。

 また、今年から札幌の雪祭りのように各国の氷の彫刻が登場した。文化芸術会館付近に設けられた「アジア冬広場」のコーナーでは、札幌の雪祭り、中国の哈爾濱氷雪祭の雪と氷の彫刻120点を見ることができる。これらは各国の氷彫刻家たちが華川で直接制作したものだ。開催時間は午前9時から午後9時まで。入場料は5000ウォン(約580円)で、同じ金額の「華川商品券」がもらえる。

 ヤマメフェスティバルのオ・ヒョソンチーム長は「1日2回ずつ救助隊とボランティアの人々が氷の下に入り、氷の厚さや水温などをチェックし、釣りが可能な人数を発表している。現在、フェスティバル会場の氷の厚さは25‐35センチあり、安全な状態」と話した。

華川=イ・ヒョクジェ記者
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