スターの足跡:全盛期に引退した清純派女優シム・ウナ

 2000年に引退した後も、一挙一動がトップニュースになる女優シム・ウナ。それは一番輝いていた時期に芸能界を引退したため、当時を懐かしむファンが多いからかもしれない。


 1993年にMBC公開採用第22期でデビューしたシム・ウナは、ソン・ジチャン、チャン・ドンゴンなど、当時最高の青春スターたちが出演したドラマ『ファイナル・ジャンプ』で清純なイメージのタスル役を演じ、人気を集めた。そしてこの後、さまざまなドラマやCMに出演し、シム・ウナならではの魅力でファンを魅了し続けた。


 映画デビューとなった作品『サランヘヨ あなたに逢いたくて』と2作目の『ボーン・トゥ・キル』が興行に失敗し、映画女優としての道は厳しいかのように見えたが、その後出演した『八月のクリスマス』『美術館の隣の動物園』が大成功を収め、韓国映画界のトップ女優の仲間入りをした。


 そして1999年、脚本家キム・スヒョン氏のドラマ『青春の罠』で確かな演技力を立証した。

 シム・ウナは初期の映画で期待に及ばない成績を収めたことを除いては、デビュー以来出演してきたほとんどすべてのドラマや映画、CMで群を抜く活躍を続けてきた。


 そして、青龍映画賞の主演女優賞、百想芸術大賞テレビ部門最優秀賞など、映画とドラマの両方で多くの賞を受賞、韓国最高の女優であることを再確認させた。


 しかし全盛期の真っ最中にあった2000年、映画『Interview インタビュー』を最後に、シム・ウナは芸能界を引退した。引退の詳しい理由はまだ分かっていない。多くのファンがカムバックを期待したが、05年に結婚を発表、先日第2子を出産したというニュースが報じられた。


 最近は、李会昌(イ・フェチャン)元ハンナラ党総裁キャンプで重要なポストを任されていた夫が大統領選挙に出馬するという噂が流れ、シム・ウナの動きにさらに注目が集まった。

 しかし本当のファンたちは、ただの清純なタスル、そして近所のおじさんにフィルムを預ける可愛い駐車監視員のシム・ウナに会いたいと願っている。

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