【STAR★ミニドキュメンタリー】(12)チェ・ガンヒ


 チェ・ガンヒは猫に似ている。とぼけているけれど、大切な瞬間には誰よりも真剣で、心の中にまるで猫のように「自分だけの部屋」を持っている、そんな女優だ。

 チェ・ガンヒは1995年にミス・レモナ選抜大会を通じて芸能界入り。翌年、ドラマ『大人たちは知らない』(KBS、96年)でお茶の間デビュー、この後『私』(MBC、2000年)、『学校』(KBS、99年)など、青少年ドラマを中心に、元気なイメージの役を主に演じてきた。

 熱狂的なファンを持つチェ・ガンヒは、ドラマ『アンパン』(MBC、04年)、『別れに備える僕たちの姿勢』(MBC、05年)を契機に、独特のとぼけた魅力を発揮し始める。そして04年から『チェ・ガンヒのボリュームを上げて』で、2年間DJを務めた。昨年は第13回大韓民国芸能芸術賞のラジオ進行賞を受賞し、DJとしての実力も認められた。

 映画ではさらに幅広いキャラクターを演じ、注目を浴びるようになった。初のホラーに挑戦した『女子高怪談』では女子高生の幽霊役を演じた。9億ウォン( 約1億900万円)の制作費で230万人の観客を動員した映画『甘く殺伐とした恋人』では、猟奇殺人を犯すものの、どこか憎めないイ・ミナ役を熱演、大好評を得た。

 チェ・ガンヒは、最近白血病の患者に骨髄を寄贈していた事実が明らかになり、話題を集めている。

 年末はカム・ウソン、チョン・イル、イ・ヨニとともに、映画『マイラブ』で今年の冬を暖めてくれる。

キム・ユニ記者
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