「2007MBC演技大賞」はペ・ヨンジュンが受賞したが、授賞式で最も関心を集めたのはペ・ヨンジュンの「松葉杖」だった。
ペ・ヨンジュンは数日前に足のギプスを外したが、まだ十分に動ける状態ではないため、授賞式当日まで出席が不透明な状況だった。しかし、ひざのサポーターと松葉杖に頼って授賞式への出席を強行した。
「MBC演技大賞」の司会を務めたシン・ドンヨプは、授賞式の序盤に発表された人気賞でベストカップル賞を連続受賞し、懸命に松葉杖をつきながらステージに上がるペ・ヨンジュンに対し、「大変でしょうが、視聴者の方々の思いが詰まった賞なので、上がっていただけるとありがたいです」と声をかけて励ました。
しかし、ペ・ヨンジュンが必死に松葉杖をついて壇上へ上がる姿に会場内が静まってしまうと、シン・ドンヨプは再び機転の利いたコメントを発した。ペ・ヨンジュンの松葉杖を指し、「あんなにカッコいい松葉杖は、この30年間で初めて見た」と会場に笑いを誘ったのだ。ペ・ヨンジュンの松葉杖が、まるで衣装に合わせて特注したかのように黒色にペイントされていたからだ。これに対しペ・ヨンジュンは「マネージャーたちがペイントしてくれたもの」と笑顔で語った。
その後もシン・ドンヨプは機知に富んだ司会を続けた。視聴者が選んだ今年のドラマに『太王四神記』が選ばれ、ペ・ヨンジュンが感謝の言葉を述べるため再び壇上に上がると、今度は松葉杖をじっと見つめて「色合いといい、本当に手作り感漂いますね。片方は私が記念に持って帰ります」とコメントするなど、幾度となくユーモアたっぷりにペ・ヨンジュンの松葉杖に対する会場内の関心を集めた。