低迷する『王と私』に悪材料 …プロデューサー暴行事件


 時代劇『王と私』(SBS系)が視聴者離れに頭を抱えている。

 8月からスタートした同ドラマは、内侍(去勢されて宮中に仕えた男の役人)を主人公にしているという点と、「時代劇の巨匠」キム・ジェヒョン氏が演出しているという点で、放送前から注目を集めていた作品だ。

 しかし思い切って起用した数人の新人クラスの俳優たちの演技力不足や、やや退屈なドラマの展開などにより、少しずつ視聴者離れが進んでいる。

 視聴率も最初は同時間帯に放送されている『イサン』(MBC)と激しいトップ争いを繰り広げていたが、現在は30%を超える『イサン』に押され、10%以上差が開いている。最近はトップ争いからも外れ、『インスンは美しい』(KBS第2)と2位争いをしなければならない状態だ。

 このような状況の中、一部の出演者たちは「ぎりぎりまで台本をくれない」と主張するなど、強い不満を表している。今回、ユ・ドングンのプロデューサー暴行事件まで加わり、『王と私』は最悪の年末を迎えることになった。

ソ・ジュヨン記者
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