地上波テレビ局3社のプロデューサー68人が選んだ最も美しい女性芸能人、美容整形外科の医師が選んだ最も完璧な美人…。
しかし、キム・テヒの美しさに対する賛辞の後には、いつも「スターだけれど女優ではない」という酷評がついて回っていた。
2000年に生理用ナプキンのCMでデビューしたキム・テヒは、デビュー初期から「ソウル大学のオルチャン(美女)」というニックネームで注目を浴びた。02年には短編映画『新都市人』に出演しスクリーンデビューを果たしたが、女優としての可能性を認められることはなかった。
しかしその後、テレビドラマに出演し、一躍スターに躍り出る。
SBS『天国の階段』(03年)、KBS『九尾狐外伝』(04)、SBS『ラブストーリー・イン・ハーバード』(04)、そして数十本のCMに次々と出演し、お茶の間を魅了した。
キム・テヒは「学歴の高さは演技力を裏付けるものではない」という事実を立証した女優でもあった。昨年、映画『中天』が興行に失敗すると、キム・テヒの演技力ばかりが非難の対象となった。ドラマやCMで見せた並外れた美貌で注目は集めたものの、演技が下手だと酷評された。
今年は映画『けんか』でこれまでのヴィーナスようなイメージから脱皮し、思い切った変身に挑戦している。キム・テヒのイメージチェンジとプロモーション活動が話題を呼んでいるこの作品。どのような結果が出るか注目される。