シン・スンフン、横浜でXマスコンサート


 20日、バラードの皇帝、シン・スンフンが横浜アリーナで『ザ・シン・スンフン・ショー~クリスマス・ミラクル・イン・ジャパン』を開催した。

 コンサートに先立ち、シン・スンフンはリハーサルをマスコミに公開し、自身の最新CDに収録されているオフコースの名曲をカバーした「さよなら」を披露。オリジナルの魅力を生かしながらもシン・スンフンの歌唱力を生かすアレンジが心地よい仕上がりとなっていた。

 その後に行った会見で「横浜アリーナのように大きい会場でコンサートを開けるようになり、皆さんの支持が広がっているおかげでうれしい」と期待感を表した。

 「さよなら」をカバーしたことに関しては「昔から好きだった歌。これをきっかけに小田和正さんと何かご一緒できたらうれしいと思う」と語った。


「コンサートではファンの皆さんに歌ってもらったり、踊ってもらって、一緒に楽しんでもらいたい。そのため、日本語の歌やミディアムテンポの歌いやすい歌を用意している。振り付けもこれまでのコンサートで4曲ファンの皆さんに覚えてもらった。皆が覚えてくれて、一緒に踊ってくれると思う。今回も新しく1曲振り付けを覚えてもらうつもり」と楽しげに語った。

 午後5時、7000人の観客を集めてコンサートが幕を開けた。前半はクリスマスソングや、軽快な曲を中心に展開。会見で話題にした振り付けも、本人が客席に指導しつつ、広い会場が一体となって成功した。後半にはピアニストの倉本祐基をゲストに迎えてのコラボ、真髄の心に染み入るバラードなどで観客のハートをわしづかみにした。

 最後のアンコールでは、新曲「Song For You」を披露した際に、舞台ですべって転倒するというハプニングがあった。観客は驚かされたが「17年歌手をやっているが、ころんだのは初めて。だから今後は17年はころばないはず」とジョークも出て、アンコールを最初からやりなおすことに。アクシデントにもめげずに最後までファンサービスに努め、喝采を浴びた。

横浜=野崎友子通信員

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