女優ユ・ジンソが在中韓国人(朝鮮族)の張律監督の新作『裡里』のヒロインにキャスティングされた。
この映画は1977年、裡里駅爆破事故を背景に、故郷を失った人々を描いた作品。裡里駅の事故発生から30年目を迎える今年、犠牲者たちを追悼するために制作され、映画振興委員会が支援した。
ユ・ジンソは、劇中裡里駅爆破事故当時、臨月の母親が爆発のショックで産み落とした女性の役を演じる 。ユ・ジンソはこの女性の一生を体当たりで演じ、イメージチェンジを図る予定だ。
張律監督は映画 『キムチを売る女』で2005年カンヌ映画祭の批評家週間ACID賞を受賞したほか、ペサロ国際映画祭のニューシネマ部門グランプリも受賞するなど、世界的な名声を得ている監督。
張律監督はユ・ジンソについて、「ユ・ジンソさんが以前出演した作品を見て、言葉では説明できない魅力を持った女優だと思った。輝くような純粋さを持った女性の役にぴったりだと思い、キャスティングした」と話した。
『裡里』は今月12日にクランクインし、現在、全羅北道益山で撮影中だ。