【インタビュー】イ・ジアをめぐる虚構と事実


 新人女優イ・ジアが、スポーツ朝鮮の読者のため、スポーツ朝鮮本社(ソウル市木洞)を訪れた。

 『太王四神記』でデビューするや瞬く間にスターダムに躍り出たイ・ジア。これまでどのような人生を送ってきたのか、そしてこれからどんな女優になるのか。すべてがベールに包まれているイ・ジアにインタビューした。

★スジニとイ・ジア

 スジニのようにおてんばな雰囲気かと思いきや、まるで正反対だった。小さな声に落ち着いた雰囲気は、まるで別人のようだった。「撮影現場では私が最年少だったので、現場の雰囲気を盛り上げるため、私なりに頑張っていたけれど、本当のところ人見知りの激しい方です。正直で計算のないところはスジニと似ているかもしれません」

 「同い年のイ・フィリップとは二人とも海外生活が長かった点で話が合うのでは」という質問には、「電話番号も知りません」と切り返した。スジニはいつも酒びんを抱えている酒豪だが、イ・ジアはビールを1杯しか飲めないという。

★ペ・ヨンジュンの恋人?キム・ジョンハク監督の娘?

 ペ・ヨンジュンとは所属事務所のオーナーと一女優という関係がすべてだと強調する。「所属事務所の人たちやドラマの制作スタッフと一緒に食事をしたことはあるけれど、プライベートでは会ったこともありません」と断言。ペ・ヨンジュンについては、けがをしても演技に最善を尽くす姿を見て、俳優として心から尊敬したと賞賛。撮影期間中に交通事故に遭ったキム・ジョンハク監督も数日後には撮影に復帰するなど、現場スタッフは自然と団結するほかなかったと言うと、茶目っ気たっぷりに舌をペロリを出して見せた。

★イ・ジアに関する虚構と事実

 イ・ジアは小学6年生のときにカリフォルニアに家族で移住し、米国で大学まで卒業した海外派。そのため韓国国内での情報が乏しく、年齢を始めさまざまな噂が後を絶たない。「いじめに遭ったという噂もあるそうですが、年齢を偽っているという話は初めて聞きました。どちらとも事実ではありません。友達もたくさんいるし、年齢も本当です。私は芸能人だけれど、私の家族は一般人なので、家族の話はしないだけです」

 また、イ・ジアは見かけとは違い食欲が旺盛。食事に行くと、必ず一人分は追加するという。ケーキやチョコレートも大好きで、いつも持ち歩いている。

★多才・多趣味の持ち主

 パサデナ・アートセンター・オブ・カレッジ出身らしく、ビジュアル系のものに目がない。絵やグラフィック、建築、インテリア関連の雑誌だけで10種類以上を購読し、スクラップしているという。スノーボード、ベースギター、水泳など趣味も幅広い。今回のドラマのおかげで乗馬とアーチェリーという新たな特技が増えた。「ドラマの中で弓矢を射るシーンをたくさん撮影したので、自然に命中率が上がりました。私の矢がチェ・ミンス先輩に当たりそうになったこともありますが」

★女優イ・ジアの夢

 「子どものころから物事を観察することが好きで、会った人の特徴をよく覚えているとよく言われました。そういうところが演技の足しになっているかもしれません。またきら星のような先輩たちと同じ作品に出演することができ、本当に多くのことを学びました」

 2005年に『太王四神記』のオーディションを受けて合格した後、3年間にわたって準備をしてきた。準備期間を含めると新人とはいえないかもしれない。最初から大ヒットしたため、次回作への心理的なプレッシャーが大きそうだが、当の本人は余裕満々。これまでもずっと、何かになろうと懸命に追い求めたことはないという。好きなことをしていれば、結果は自然についてくるものだと信じているとのこと。

 夢を追いかけるよりは夢と手をつないで前進するイ・ジアに今後の活躍が期待される。

チョン・ギョンヒ記者
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