映画『京義線』でトリノ映画祭主演男優賞を受賞したのに続き、公開中の『食客』で300万人の観客を集めた俳優キム・ガンウが、スリラー映画で今年を締めくくる。
最新作『仮面』で謎の連続殺人犯を追う刑事役を演じたキム・ガンウは17日、ソウル市内の映画館で記者会見し、「スリラー映画に一度出演してみたかった。とてもやってみたかったシナリオだった」と出演の感想を述べた。
記者団から「一流俳優として独特なキャラクターを扱うスリラー映画に出演することに抵抗はなかったか」との質問には、「今も昔も一流俳優ではないので、どんな作品にも抵抗はない」と言い切った。
その上で、キム・ガンウは「最初にシナリオを見たときから興味を持った。映画のセットのことはあまり考えず、内容だけを考えて撮影に臨んだ」と振り返った。
『仮面』はキム・ガンウ、イ・スギョン、キム・ミンソンらが主演を務め、『風のファイター』『ホリデー』など知られる梁允豪(ヤン・ユノ)監督を務めた作品で、韓国全土で27日に封切られる。