『太王四神記』と『カンナさん…』で韓流ブーム再び?


 映画『カンナさん大成功です!(原題:美女はつらいよ)』が、ドラマ『太王四神記』(MBC系)と共に日本で韓流ブームを再び熱くするのではないか、と期待が集まっている。

 日本では先日、『太王四神記』がNHKのBSハイビジョンで放送を開始したのに続き、ドラマとしては異例となる映画館での上映まで行われ、定着期を迎えた韓流にもう1度ブームを巻き起こそうとしている。加えて、15日から日本国内100カ所の映画館で公開される『カンナさん大成功です!』が試写会で好評を得たことを受け、韓流ブームに一層勢いがつくのではないかと注目されている。

 韓国で昨年12月に公開され680万人を動員した『カンナさん大成功です!』は、日本で30万部以上売れた鈴木由美子のベストセラー漫画が原作だ。そのため、日本の観客にもなじみのストーリーとして受け入れられやすい。

 こうした点を立証するかのように、『カンナさん大成功です!』の試写会を観た日本の観客らがインターネット上に掲載した映画レビューでは、大半が好評だった。ヤフージャパンの映画レビューには、「思ったよりずっと面白い」「カンナさん(韓国ではハンナ)は大成功しました」「気持ちよく家路につくことができた試写会」などのタイトルで試写会の感想が続々と寄せられた。試写会を観た観客が採点した評点も、5.0点満点中4.3点と比較的高い方だ。

 ヒロイン・ハンナ役を演じたキム・アジュンは今月初旬、映画のプロモーションのために訪日したが、その際日本のメディアは「韓国で最も期待されている女優」と報じ、『カンナさん大成功です!』の興行についても期待感を示した。

 これに先立ち、「韓流スター」ペ・ヨンジュンを前面に押し出した『太王四神記』は、3日にテレビで第1話が放映された後、4日から1週間にわたって映画館でも第1話が上映されるなど、着実に観客を集めて韓流ブーム再来の口火を切った。さらに、『太王四神記』は来年上半期にNHKのBS2で再放送された後、下半期には地上波でも放映されることが決定しており、日本でも影響力を徐々に拡大していく予定だ。

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