韓国観光公社が選ぶ「年末年始オススメの旅行地」(上)

 2007年も残りわずか。今年のクリスマスと年末年始はどこに行けば楽しく過ごせるのだろうか。

 どこに旅行しようかと悩むのは、この上なく幸せな時間だ。

 雪の降る日、クリスマスキャロルを聴きながら冬の海を眺めたり、雪に覆われた寺の静寂とした森の道を歩いたり、想像しただけで風流な趣が感じられる。また、冬休みを迎えた子どもたちと一緒に手をつないで天文台に行き、空に瞬く星を数えるのも冬の夜のいい思い出になるだろう。韓国観光公社はクリスマスと年末年始にぴったりの旅行地として、全羅北道扶安の冬の海、忠清南道舒川郡の聖書伝来地、大田広域市のメタセコイアの森、そして全羅北道南原の春香テーマパークを選定し発表した。


(1)全羅北道扶安…冬の海と寺

 扶安は寺と海、おいしい味覚などが揃っており、冬の旅行地には最適な場所だ。扶安の代表的な寺の一つ、来蘇寺は、入場券売り場から天王門まで続くモミの木の林が印象的。五台山・月精寺のモミの木の林を連想させる。さっそうと伸びた木々が雪をかぶり、風が吹くと辺り一面に粉雪を降らせる。冷たい風に吹かれながら冬の海を見たいときは、茅項、格浦、彩石江がオススメ。特にこの近くにある映像テーマパークは、ドラマ 『不滅の李舜臣』のロケ地としても有名。扶安郡庁文化観光課(063‐580‐4208)

(2)忠清南道舒川…韓国最初の聖書伝来地、日の出・日没の鑑賞を

 クリスマスならキリスト教信者でなくとも1度は行ってみたいところがある。それは舒川馬良浦口にある韓国初の聖書伝来地。朝鮮王朝第23代王の純祖16年(1816年)9月6日、英国のマクスウェルとバッシルホール海軍大領がそれぞれリア号とアルケスト号に乗り、中国を経て韓国の西海岸に到着、舒川馬良里に停泊し、馬梁鎮詹事のチョ・デボクに聖書を渡した。これが韓国初の聖書伝来とされている。

 馬良浦口一帯は日の出と日没の名所。日没は冬柏亭で見るのも美しい。舒川は探鳥でも有名な場所。錦江の渡り鳥探鳥台でたくさんの渡り鳥を観察してみるのもいいだろう。

キム・ヒョンウ記者
<記事、写真、画像の無断転載を禁じます。 Copyright (c)Chosunonline.com>
関連ニュース