スンホン似のチュ・サンウク、初主演作に意欲満々


 ドラマ『カクテギ』(MBC系)の主人公、チュ・サンウク(29)。うわさ通りソン・スンホンにそっくりだと声をかけると、最近ソン・スンホンと勘違いした中国人ファンに囲まれ、うれしいやら悲しいやら分からない出来事があったというエピソードを語った。

 ソウル狎鴎亭の中心街でケーブル番組『トーク&シティー』の撮影をしていたときのことだ。突然、道行く中国人たちが歓声を上げながら駆け寄ってきてサインを求めたため、とりあえず応じることにしたという。しかし後で冷静に考えてみると、「彼女たちが自分を知っているわけでもないし、おそらく韓流スターのソン・スンホンと勘違いしたようだ」と、当時を振り返って大笑いした。

 『カクテギ』ではパク・シネ(17)と共演、「イケメン」チーム長役で登場し、多くの女性ファン獲得に成功した。視聴者掲示板には、これまで韓国ドラマに登場した数多くのチーム長の中でも最高にカッコいい、という絶賛のコメントも目に付く。


 『カクテギ』は、苦労も多かった彼の俳優人生において初の主演作。99年に『君の夢を叶えよ』(EBS)でデビュー、甘いマスクで注目を集め有名になれるチャンスをつかんだが、学業と軍への入隊などでまもなく芸能界からは遠ざかることとなった。昨年3月から俳優活動を再開したチュ・サンウクは、映画『阿娘(アラン)』やドラマ『エア・シティ』(MBC系)などに出演して人気を獲得、今作『カクテギ』でついにイケメン俳優として本格的に活躍するチャンスをつかんだ。

 「デビューは早かったですが代表作はないので、自分では新人だと思っています。芸歴のわりには新人のような新鮮さがオーディションでは高く評価されたと聞いています」

 劇中では6歳年下のパク・シネと織り成すラブストーリーが好評だ。「歳は私が上ですが、演技歴ではシネの方が長いので、かえって彼女が私をリードするときが多いです」と語るチュ・サンウク。だが、キスシーンだけは自分がリードする、と念を押した。

 エリートとしての条件はすべて持ち合わせていながらも、恋愛だけは苦手な典型的なチーム長役。イケメン俳優なら誰でも一度は経験するチーム長役を、少し違った角度で演じきりたいと意欲を見せた。

チョン・ギョンヒ記者
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