イ・ビョンホン、ユエン・ウーピン監督とミーティング


 イ・ビョンホンが12日午後、ソウルの某所で香港の映画監督、ユエン・ウーピン氏とミーティングを行った。

 11日に韓国を訪れたユエン・ウーピン監督は、12日午後1時、スポーツ朝鮮とのインタビューで、「グローバルプロジェクトの『スパゲティ・アンド・ヌードル(仮題)』の主人公に韓国の俳優をキャスティングしたいと思っている。イ・ビョンホンに会うために韓国に来た」と話した。

 1960年代、『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ』シリーズに出演し、韓国でもその名が広く知られているユエン・ウーピン監督は、78年に監督としてデビュー。ジャッキー・チェン主演の『酔拳』『スネーキー・モンキー蛇拳』などをヒットさせ、監督としての実力が認められた。90年代末には映画『マトリックス』のアクション指導を務め、ハリウッドでもその名をとどろかせた。

 今回の作品の舞台はサンフランシスコ。スパゲティ屋の娘と麺屋の息子を主人公に、文化の違いによる二人の衝突や和解を描いた作品。ユマ・サーマン、ジェシカ・アルバ、 ドリュー・バリモア、ナタリー・ポートマンなど、トップスターがヒロインの候補に挙がっている。華やかなハリウッドの人脈を持つことで知られているユエン・ウーピン監督は、このうちの一人を今月末にキャスティングする予定だ。

 もしイ・ビョンホンがこの作品に出演することになれば、制作費2500万ドル(約27億6000万円)を投じて制作されるグローバルプロジェクトを通じて、イ・ビョンホンはハリウッドへの確実な第一歩を踏み出すことになる。

 ユエン・ウーピン監督は「イ・ビョンホンが出演した『甘い人生』を見て感動した。アクション、コメディー、ラブストーリーといったあらゆるジャンルで、それぞれ違う色を作り出せる俳優だという点に魅力を感じる」と話した。

 同作品のクランクインは来年3月に予定されており、撮影は中国と米国で行われる。公開は2008年の予定。

チョン・サンヒ記者
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