トップスターのシム・ウナが「政治家の妻」となるのかをめぐり、政界と芸能界で関心を集めている。
李会昌(イ・フェチャン)元ハンナラ党総裁が7日に大統領選挙への出馬を宣言し、側近として知られている延世大学国際学大学院のチ・サンウク教授夫人のシム・ウナが、女優のチェ・ミョンギル、元アナウンサーのシン・ウンギョンと同様、自然の流れとして政治家を夫に持つようになるとみられている。
チ教授はこの日午後2時、ソウル市内の李元総裁事務所での出馬会見に同席し、李元総裁に影のように従っており、このような推測がさらに具体化している。
会見が始まる前に会場入りしていたチ教授は、一連の流れの中で李元総裁を出迎えるためエレベーターの前に出てきたが、ドアの外に取り残され警備員たちと会場への出入りをめぐり言い争いを演じたりもした。
チ教授は先月も公式の場で李総裁に従っていた様子が取材陣のカメラに捉えられ、話題となっていた。
チ教授と李元代表との深い縁は、2005年にシム・ウナとの結婚が報じられて以降、広く知られるようになった。
ハンソン実業の池聖漢(チ・ソンハン)会長の一人息子であるチ教授は、延世大学卒業後に建設技術研究院技術政策研究グループ長や選任研究員などを歴任した。李元総裁が2002年に大統領選挙で破れ、米国のスタンフォード大学に滞在していた時、親しくなったという。
李元総裁もチ教授とシム・ウナの結婚式に朴振(パク・ジン)議員、クォン・イクヒョン元民主党代表らとともに出席し、噂が事実であることが確認された。
李元総裁が大統領選挙に出馬を表明して激しい選挙戦に突入した以上、側近であるチ教授の政界入りは避けられない状況となっている。結婚して芸能界を引退後、女児を出産して現在第2子を妊娠し、専業主婦として過ごしているシム・ウナが、チェ・ミョンギルやアナウンサーのシン・ウンギョンに続き政治家を支える妻としての役割も果たすようになるのか、今後が注目されている。