放送前から賛否が入り乱れていたソン・シギョンの「ユ・スンジュン入国禁止反対」発言がついに放送され、さらに大きな論議を呼んでいる。
31日の芸能バラエティー番組『黄金漁場-ヒザ打ち道士』(MBC系)に出演したソン・シギョンは、「(米国市民権取得による兵役逃れの疑いが持たれた歌手)ユ・スンジュンさんの入国を禁止したのは幼稚」と語った。
ソン・シギョンは「ユ・スンジュンさんが韓国に入国できないのは嫌だ」と率直な思いを語った。
ソン・シギョンは「“ユ・スンジュンさんのしたことはいいことだった”と言っているのではなく、いいことをしても悪いことをしても法律というものは誰にでもフェアでなければならないのに、ユ・スンジュンさんの場合はそうでなかった。ユ・スンジュンさんの問題に対する怒りや失望を突き詰めて考えると、結局は国民感情の問題に行き着くのに、こうした批判や判断を国が決めたのは幼稚だ。児童レイプ犯も殺人犯も、罪を償えば韓国社会で生きていけるではないか」と主張した。
発言全体を聞けば、ソン・シギョンの言葉はユ・スンジュンを擁護するためのものではなく、国民感情を受けた国家機関が「芸能人」という理由からユ・スンジュンに対し入国拒否をしていることへの非難だと分かる。このため放送前と後では論争のポイントが多少違ってきてはいるが、賛否のぶつかり合いはさらに激しさを増している。
ネットユーザーたちは、ソン・シギョンの発言を支持する側と、兵役逃れをしたユ・スンジュンを公共の電波で擁護したことを非難する側に二分されている。
あるネチズンは「ほかの芸能人はテレビでユ・スンジュン問題を語ろうとしないのに、自らの考えをはっきり述べたことに拍手を送りたい」とネットに書き込んだ。その一方で別のネットユーザーは「兵役逃れはどんなことがあっても容認できないこと。それに対し一体何を発言するのか」と、強く反発している。