「子役四天王」の素顔に迫る

 子役の人気でドラマの成否が決まるといわれるほど、子役が果たす役割が大きくなっている。MBCの『太王四神記』『イサン』、SBSの『王と私』などに出演した子役は、ストーリーの前半で成人俳優の子供時代を演じ、注目を集めた。子役の世界にも大人顔負けの「四天王」がいるというので、その素顔に迫った。

 『太王四神記』『王とわたし』で主人公の子供時代を演じたユ・スンホは、韓国ドラマ界で代表的な子役だ。このほか、『イサン』で主演俳優イ・ソジンの子供時代を演じたパク・チビンは、ドラマの1、2話で迫真の演技を見せ、視聴者の涙を誘った。

 子役は主人公の子供時代を演じるだけではない。今年5月に放映されたMBCミニシリーズ『ありがとう』のソ・シンエはエイズに感染した少女という主演級の役回りを好演した。

■ユ・スンホ-子役らしくない堂々とした俳優


 2002年に映画『家へ』に出演した当時のユ・スンホ。あどけない子供と思われていたが、最近は目覚ましい成長を遂げている。『太王四神記』で主演ペ・ヨンジュンの子供時代を演じるほど、美形の子役としてのイメージも出来上がった。単なる子役としての演技はユ・スンホにはこれ以上に似合わない。

■パク・チビン-涙の皇太子


 大きな瞳、長いまつげがチャームポイント。ドラマや映画で悲しみを描くシーンでは、パク・チビンの涙が注目を浴びる。05年の映画『バイバイ、お兄ちゃん』では優れた演技力を認められ、最近は『イサン』でも涙の演技を見せた。

■シム・ウンギョン-静かなカリスマ


 昨年KBS第2テレビで放映された『黄真伊』の主人公真伊(ジニ)の子供時代、MBCで放映中の『太王四神記』のスジニ役で存在感を示したシム・ウンギョン。静かな口調と小柄な体つきからは毒気が漂う。シム・ウンギョンは昨年、STARNEWSのインタビューで「普段は静かなほうだが、撮影場所ではなぜかうまく振る舞えるようだ」と話していた。

■ソ・シンエ-笑顔の中の悲しみ好演


 『ありがとう』の放送当時、視聴者から「ほほ笑みの天使」と呼ばれたソ・シンエ。丸顔に明るい笑みが満ちている。劇中では輸血でエイズに感染してしまう少女役を演じた。毎日精一杯生きるソ・シンエにはいつも笑顔。そして、その笑顔が視聴者の胸を打った。

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