大河ドラマのロケ現場で事故が相次いでいる。
人気ドラマ『太王四神記』(MBC)で主演を務めるペ・ヨンジュンが今月24日、撮影中に刀が右手人差し指に当たり、靱帯(じんたい)を切ってしまったのに続き、翌25日には『イサン』(MBC)のロケ車が移動中に横転。乗っていたスタッフがけがをした。
特に『太王四神記』の制作陣は、金鐘学(キム・ジョンハク)プロデューサーとチェ・ミンスがすでに車とバイクの事故に遭っており、用心を重ねてきたにもかかわらず、今回主演俳優が全治4週間のけがを負ったことで、驚きを隠せない。事前に撮影されていた分が多く、撮影も最終段階を迎えていたというのが唯一の慰めとなっている。
『イサン』の制作陣も、車が転覆するほどの大事故だったが、幸い関係者の命に別状はなく、気を引き締めて撮影を再開した。
これに先立ち、ドラマ『オオカミ』(MBC)は、主演俳優のエリックとハン・ジミンがそれぞれ事故に遭い、ドラマそのものが早期終了するという事態に巻き込まれている。
また『太王四神記』や『イサン』以外にも『ロビイスト』(SBS)や『大祚栄』(KBS第1)など現在撮影が進められているほとんどのドラマが、数多くの戦闘シーンやアクションシーンを売りとしている大作。スケジュールに追われているため、スタッフの間ではいっそうの注意が求められている。