カン・ドンウォン「芸能界に親しい人いない」

カン・ドンウォンに聞く(中)


―それだけストレスも多いのだろう。

 「そうかもしれないが、僕に対する誤解も多い。好きなものがはっきりしていて、嫌いなものがたくさんあるように見えますか? それも仕方がないです。大切なものは失いたくない。気難しいともよく言われる。最初は腹を立てていたけど、今はそれほど気にしない」

―あまりファンの前に姿を見せないからでは?

 「(芸能界に)親しい人があまりいない。親しい人が多くないから、あまり声がかからない。だから、試写会やイベント会場にはあまり行かない。CM出演もあまりないし…」

彼はそう言いながら「CMも作品だ」と語った。

 「CMも私には本当に重要な作品だ。製品よりもイメージが良いものを作りたい。CMは映画やドラマとは異なり、事前に私が準備できることはそれほど多くない。良いものを作りたいと思うあまり、それがときどき気難しいと誤解されることになるようだ。CM業界は僕のことを嫌っているのではないだろうか(笑)」

―誤解は解いていったほうがよいのではないか。

 「あえてそうするつもりはない。露出する機会があまりないのでそう答えたのだが、気に入らなければ結局やらないだろうし、そうなると僕にできることはあまりないというだけのこと」

―度が過ぎた「イメージ管理」とか「演出」みたいなものではないか?

 「イメージの管理は当然のことだ。自分を演出するのだ。どうしてかって? 僕は他人に自分を見せる立場であり、他の人々は僕を見てくれるからだ。(それは)“面白い”“かっこいい”“きれい”といったどんな演出でも、僕は僕自身が見られることを待っている。映画が初めて上映される前は、本当に緊張してあまりよく眠れない。でも誤解しないでほしい。神秘主義ではない」

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