大河ドラマ『王と私』(SBS)の勢いが落ちているのは、同じ時間帯に『イサン』(MBC)の放送が始まったことが原因のように見える。
しかし、『王と私』の視聴率が伸び悩んでいるのには、予想できなかった不振の理由があると専門家たちは述べている。
一つ目の理由は、テレビ局のトップクラスの幹部が、制作に深く関与しているためだという。幹部は、撮影に関与するのはもちろん編集にまで立会い、制作スタッフのやる気をそいでいるというのだ。
二つ目の理由は、OSTが盛り上がりに欠けること。『太王四神記』MBC)には東方神起が、『大祚栄』(KBS)にはパク・ヒョジンと同世代の若い歌手たちがOSTに参加して注目を浴びている。『王と私』も新世代の女性グループを使って新たな雰囲気を作ろうと狙ったが、幹部たちによって黙殺され、古いスタイルの国楽器にのみ依存した。そのため、若い層の視線を引きつけることができずにいるのだという。