俳優イ・チャンに懲役1年・執行猶予2年


 女優で元妻のイ・ミニョンに暴力を振るった容疑で書類送検された俳優イ・チャン(本名クァク・ヒョンシク)=写真=に対し、懲役1年、執行猶予2年、社会奉仕240時間の有罪判決が言い渡された。

 ソウル中央地裁の刑事14単独(アン・ソンジュン判事)は19日、イ・チャンに対する判決公判で、「常識を逸脱した暴力行為で夫婦関係が破たんに至り、芸能人である妻の社会生活に支障を来すほどの肉体的・精神的苦痛をもたらした。しかも妊娠中であることを知りながら身体の主要部位に暴力を振るうなど、一般の暴行事件よりも非難を浴びてしかるべき」と判決理由を述べた。

 ただし、地裁は執行猶予の理由について「犯行の大部分を自ら認め、何度も反省の意を示したことや、偶発的な暴行だったという点を考慮した」としている。

 今後、イ・チャンは保護観察を受けながら高齢者療養施設などで240時間の社会奉仕活動をしなければならない。イ・チャンは判決直後、「申し訳ない。物議を醸したことを深く反省している」と語り、地裁を後にした。

 イ・チャンとイ・ミニョンは2004年、KBSドラマ『両親にささげる手紙』で共演したことをきっかけに交際を始め、昨年12月に結婚した。ところが結婚12日目で暴行事件が起き、破局した。2人は新婚旅行から戻った直後、イ・ミニョン側が「イ・チャンの常習的な暴行で流産した」と告訴、その後両家の結婚費用問題などが取り沙汰され、注目を集めていた。

孫振碩(ソン・ジンソク)記者
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