ユソン、スパイ事件の韓国系米国人を好演


 女優ユソンが、人気ドラマ『ロビイスト』(SBS系)で1960年代に米国で起きた国家機密漏えい事件に関与した韓国系アメリカ人、ロバート・キムをモデルにした役を演じ、話題となっている。

 ロバート・キムは米海軍情報局(ONI)に勤務中、米政府の機密文書を韓国大使館に漏えいした容疑で逮捕され、約7年にわたる収監生活を送った人物。

 ユソンは劇中で、ロビイストになるマリア(チャン・ジンヨン)の姉で、海軍情報局に勤務する将校エバを演じる。エバは在米韓国大使館の武官として勤務していたカン・テヒョク(ハン・ジェソク)の恋人という設定。
 
 エバは情報不足に苦しんでいた韓国政府に対し、東海(日本海)沿岸で起きた北朝鮮の潜水艇事件に関する国家機密を流し、米連邦捜査局(FBI)の追跡を受けているさなかに疑惑の死を遂げる。エバが死亡するという設定は実際と異なるが、ストーリーはロバート・キム事件と似た点が多いという。

 登場は17日放送分が最後となるが、『ロビイスト』のホームページ掲示板には、美しく知的なエバを演じたユソンに関心を示す書き込みが相次いでいる。

 一方、ユソンはSBSの連続ドラマ『その女が恐ろしい』にも、自分を裏切った恋人に報復の機会をうかがう主人公チェ・ヨンリム役で登場。自動車事故で顔の片側に傷を負ったメイクで熱演している。

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