相次ぐ盗作問題に揺れる韓国歌謡界(上)


 今年8月に発表された歌手BIG BANGのミニアルバム『ウソ』が、最近インターネット上で盗作ではないかとの疑惑を受けている。この曲のイントロのメロディーが日本の人気歌手フリーテンポの『スカイハイ』のイントロとよく似ていると指摘されているのだ。

 これに対してBIG BANGの所属事務所は「盗作ではない。歌が異なるのになぜ盗作だといえるのか。反対にこちらから訊(聞)きたい。盗作の基準は何なのか」と強く否定した。

■明確な基準なしに盗作というのは… 

 歌謡界は最近オリジナル曲とよく似たメロディーの歌が相次いで話題となり、明確な基準のない盗作問題に悩まされるケースが多い。

 最近ではイ・スンチョル、FTアイランド、ヤンパ、ソン・ホヨン、IVY、イ・ヒョリ、イ・ミヌなどが相次いで盗作問題に巻き込まれている。

 FTアイランドのケースでは、デビュー曲『愛の悩み』が日本のドラマ『空から降る一億の星』の挿入曲『Resolver』とよく似ているという理由で盗作ではないかと問題になった。

 しかしFTアイランド側は、「『愛の悩み』と『Resolver』の双方がベートーベンのピアノ曲『悲壮』をサンプリング(原曲の一部を借用または維持しながらリメークする作業)したもので、お互いによく似ているように聞こえるに過ぎない」と弁明した。

 イ・ミヌも最近インターネット上で『ザ・Mスタイル』がポップ歌手ジャスティン・ティンバーレイクの『Sexy Back』とネリー・ファータドの『プロミスキュアス』とメロディーがよく似ていると指摘された。しかしこの曲もやはり米国の大手サンプリング専門会社が音源を購入して制作した歌だった。

 さらにソン・ホヨンが最近発表した新しいシングル『空に僕の心が』は、ハープの演奏部があるとの理由でNe-Yoの『Because of you』とよく似ているという誤解を受けた。これに対してソン・ホヨンは「ハープの演奏とドラムのビートが似ているだけ」と説明した。

イ・スンウ記者
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