『箪笥』は46位=世界50大ホラー映画


 パク・チャヌク監督が演出に加わったオムニバスホラー映画『美しい夜、残酷な朝』と、イム・スヨン、ムン・グニョン主演の『箪笥』が、米国の有名映画レビューサイトが選ぶ「世界50大ホラー映画」に選ばれた。

 Rotten Tomatoes(http://www.rottentomatoes.com/)が最近選定・発表した「ホラー映画トップ50」によれば、パク・チャヌク監督の『美しい夜、残酷な朝』は42位、キム・ジユン監督の『箪笥』は46位だった。

 『美しい夜、残酷な朝』は、韓国のパク・チャヌク監督の「cut」、日本の三池崇史監督の「box」、香港のフルーツ・チャン監督の「dumplings」の3編から成るオムニバスホラー映画。この内、イム・ウォンヒ、イ・ビョンホン、カン・へジョンが主演した「cut」は、映画監督の家に突然侵入した怪しい男の残忍な脅迫を生々しく描いたもの。

 Rotten Tomatoesは『美しい夜、残酷な朝』について、「アジア最高の監督3人が送り出した、残忍でパワフルなホラーストーリー」と紹介した。評価点は78.3点。また、評価点78.1点を受けた『箪笥』については、「控え目だが、人を大いに不安にさせるホラー映画」だと評価した。

 一方、最も怖いホラー映画第1位の栄誉に輝いたのは、アルフレッド・ヒッチコック監督の『サイコ』(1960年)で、評価点は87.7点だった。続いて、1933年作の『キング・コング』(第2位)、2004年作の『ショーン・オブ・ザ・デッド』(第3位)が高(上)位に上った。

 そのほか、サム・ライミ監督の『死霊のはらわた』(1979)は7位、ジョナサン・デミ監督の『羊たちの沈黙』(1991)は13位、スティーブン・スピルバーグ監督の『ジョーズ』(1975)は15位、アルフレッド・ヒッチコック監督の『鳥』(1963)は18位、ジョージ・ロメロ監督の『ゾンビ』(1978)は21位。さらに『シックス・センス』(29位)、『エクソシスト』(43位、1973年作)などの順位も目を引いた。

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