韓日両国で活躍する日本人女優のユミン(笛木優子)はこのほど、映画『特別市の人々』が11月8日に封切られるのを前に、スターニュースのインタビューに応じ、映画デビュー作の『青燕』(2005年)が予想外に不振だったことについて、「韓国人の反日感情が考えていたより大きかった」と振り返った。
『青燕』は日本統治時代の飛行士、朴敬元(パク・キョンウォン)の生涯とラブストーリーを描いた作品で、ユミンはチャン・チンヨン演じる主人公と競争する日本の飛行士役で出演した。
しかし、『青燕』は05年末の公開当時に巻き起こった「親日派」論争の影響をまともに受け、興行的には失敗だった。ユミンは「韓国人の日本人に対する敵対的な感情は自分が考えていたよりはるかに大きかった。もしや論争のために映画が不振に陥りはしないかと思ったが、こんなにも影響があるとは考えもしなかった」と回顧した。
ユミンは「わたしは『青燕』に1年程度しか費やさなかったけれど、主演女優のチャン・チンヨンさんやユン・ジョンチャン監督とスタッフは3-4年も心血を注いだのに」と残念がった。
一方、ユミンはソウル江南地区の貧困地区で暮らす家族を描いた『特別市の人々』に、純粋で素直な性格の聴覚障害者の役で出演し、涙の演技を見せた。
ユミンは現在日本で活動中で、『特別市の人々』のプロモーションのため11日に日帰りで韓国を訪れた。