ペ・ヨンジュン、イ・ダヒに演技指導=「太王四神記」


 大型ファンタジー時代劇『太王四神記』(MBC)で、高句麗の近衛兵を率いる「カクダン」を演じる新人女優、イ・ダヒ(22)。しかし最近のインターネット上での「活躍」だけを見ても、新人とは思えないほどだ。

 20日に放送された『太王四神記』第5話で、強靭な「女戦士」として初めて姿を見せた直後、いくつかのポータルサイトでは人気検索語1位に浮上、また公式ホームページにもアクセスが殺到し、一時的に接続が困難な状態となった。一部のトップスターたちだけが味わえる幸せな事件(?)を経験したわけだ。

 このような活躍の背景には、イ・ダヒが3年間にわたり「カクダン」を綿密に研究してきたという点も確実に貢献している。

 「2005年に『悲しき恋歌』(MBC)が終了してすぐに、『太王四神記』のカクダン役に抜擢されました。この間、アクションスクールで武術を習うなど、カクダンをうまく表現し演じるためにたくさん研究を積みました」。

 こうして長期にわたり「カクダン」を演じる準備をしてきた彼女なだけに、役に対する愛着も人一倍だった。

 「カクダンは高句麗の故国壤王(ドッコ・ヨンジェ扮す)の近衛兵隊長であり、談徳(ペ・ヨンジュン扮す)を常にそばで守る、まさに“強い女性”です。太子である談徳にさえ、言いたいことは伝えるんですよ。また談徳に対する想いを胸の奥に秘めていますが、決してそんなそぶりは見せない切ない女性でもあります。いろんな面で本当に魅力的な人物です」。

 彼女は「見かけはとても強いけれども、一方では痛みも抱える女性がまさにカクダンです」と何度も強調し、カクダンを演じる時には『エイリアン』のシガニー・ウィーヴァーをよく思い浮かべると語った。

 イ・ダヒは、このドラマで共演したペ・ヨンジュンに対しても、感謝の気持ちを口にした。

 「ドラマではカクダンが談徳を守る役割ですが、普段はペ・ヨンジュン先輩から、セリフをはじめ演技に関するさまざまな部分について教えていただいています」と語り、笑顔を見せた。

 『太王四神記』がますます勢いに乗る一方で、イ・ダヒもまた今回の作品に個人的にも大きな期待をかけていた。

 「放送まで長い間お待たせした『太王四神記』に、視聴者の方々からたくさんのご声援をいただき、本当に感謝しています。この作品を通じて、皆さんが初めて私を女優として認めてくださるのではないかという思いから、緊張もしています。今回を機に、多くの方々に“イ・ダヒ”という女優の存在を確実に伝えていきたいです」。

 1985年生まれのイ・ダヒは、2002年のスーパーモデル選抜大会を契機に芸能界デビューを果たし、2003年には『暴風の中に』で女優としての第一歩を踏み出した。最近放送が終了した『エア・シティ』(MBC)では、チェ・ジウの妹役を演じている。

 また、最近クランクインした映画『愛を配達してください』では、キム・スミ、シム・へジンと共に女性主人公に抜擢された。

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