関心高まるヨン様VSソン・イルグクのドラマ対決


 トップスターのペ・ヨンジュンとソン・イルグクはこの秋、テレビドラマで真っ向対決を繰り広げることになった。

 2人は今年後半の話題作『太王四神記』(MBC)と『ロビイスト』(SBS)でそれぞれ主演、カリスマ俳優のぶつかり合いとなりそうだ。

 共に巨額の制作費が投じられているが、ジャンルは全く違う。

 ペ・ヨンジュンが高句麗の第19代王である広開土大王・談徳を演じる『太王四神記』は、ファンタジー的な要素が強い時代劇。それに対しソン・イルグクがチャン・ジニョン、ハン・ジェソクと共演する『ロビイスト』は、全世界をまたにかけ活躍するロビイストを描いた現代ドラマだ。

 先に登場するのはペ・ヨンジュン。MBC『太王四神記』は10日のスペシャル版でスタート、11日から13日まで夜9時55分から1-3話を放映し本格的な展開に入り、視聴率を狙う。翌週19日からは水木ドラマとしての放映だ。早くから「大作」と伝えられてきただけに、視聴者の関心はいっそう高まっている。

 3週間後の10月3日には、同じく9時55分からSBS水木ドラマ『ロビイスト』でソン・イルグクが登場する。あるときはのらりくらりとした詐欺師、またあるときは恋愛に胸を痛めるロマンチストのハリー役として七変化を見せる。

 どうしてもこの2人の直接対決は避けられそうにない。そして対決の結果、一方は他方に屈することになる。

 ペ・ヨンジュンは映画『スキャンダル』で初めて時代劇に挑戦したが、テレビドラマで時代劇に出るのはこれが初めてだけに、プレッシャーは相当なものだ。いつもソフトなイメージでファンにアピールしてきたペ・ヨンジュンが、長い髪をなびかせ剣を振りかざし演技するのも、初めての試みだ。だが、韓国を代表する韓流スターとあって、卓越した演技力と斬新なコンピューターグラフィックスで視聴者を魅了しようというのが局側の狙いだ。

 これに対し、時代劇ドラマ『海神』(KBS)や『朱蒙』(MBC)で国民的俳優になったソン・イルグクが現代ドラマで時代劇と対決するというのも皮肉だ。しかし、これまでも多くの現代ドラマに出演し、ペ・ヨンジュンに劣らぬ演技力を見せてきたソン・イルグクなら、視聴率争いでも決して遅れは取らないとの覚悟で臨むだろう。

 ある放送関係者は「2人とも素晴らしい俳優であることは事実だが、真っ向対決となればプレッシャーは相当なものだろう。両ドラマはジャンルも、主演俳優のファン層も違うので、視聴率はそれ相応のラインで両分される可能性が高い」とみている。

ソ・ジュヨン記者
<記事、写真、画像の無断転載を禁じます。 Copyright (c)Chosunonline.com>
関連ニュース