2日、『朱蒙』の主演俳優、ソン・イルグクが同ドラマのDVD発売に伴うプロモーションのため日本を始めて公式訪日し、到着した成田空港で1000人のファンの出迎えを受けた。
夕刻、ホテル日航東京で行われた記者会見には、ソン・イルグクと前日に日本入りした相手役のハン・ヘジンが登場。「『朱蒙』が日本でもこんなに愛されていると知って、とてもうれしい。これからも、おもしろくなっていくので最後までドラマを見てください」とアピールした。
日本で好きなものは、という問いにそろって「すし」と答えた。ソン・イルグクは「もともとすしが好きで韓国でも週に1回は食べます。お好み焼きも好きです」とした。
また、ソン・イルグクは「俳優では、高倉健さんが好きです。また、宮崎駿さんの作品が好きです」とし、ハン・ヘジンは「広末涼子さんの『秘密』が好きです。『ラブレター』や『虹の女神』などの映画も好き」と話すなど、二人とも日本通な一面を披露した。
ソン・イルグクは、『朱蒙』のオファーを受けたときの思いを問われ「前作も時代劇だったこともあり、タイプキャストになることにちゅうちょがありました。しかし、時代劇で演技をより磨きたい思いがあり、受けることにしました」とその胸中を明かした。
苦労した点については「弓の練習やアクション。撮影前から、数カ月にわたって訓練しました」とし、「演技をする上では、ヒーロー像よりも、人間の真摯(しんし)な姿を描くということに力を注ぎました」と、ドラマのヒットに臆することのない自信と達成感を見せた。
『朱蒙』の第一章ノーカット完全版DVD前編は1日に発売、後編は11月7日に発売される。また、同ドラマはBSフジ、地上波フジテレビでも放送中。
なお、ソン・イルグクは26日から放送される『ロビイスト』(SBS)に主演し、ペ・ヨンジュンの『太王四神記』とのドラマ対決の行方に注目が集まっている。
東京=野崎友子通信員