千年の光、千年の窓…「慶州世界文化エキスポ」開催


 「慶州世界文化エキスポ2007」が9月7日から10月26日まで慶州エキスポ公園で行われる。「千年の光、専念の窓」をテーマに、映像、体験参加、公演、展示という4部門に分けて行われる今回のエキスポでは、新羅皇龍寺九層木塔をかたちどった慶州タワー、新羅ワンギョン林が新たな名所として登場する。エキスポの期間中は、タワーを背景に、照明やレーザーのグラフィックが一体となった華やかなマルチメディアショーも行われる。

 今年で5回目を迎える慶州文化エキスポは、世界35カ国が参加し、名実共に大型国際イベントに成長した。

 昨年、韓国の地方自治体の文化イベントとしては初めて海外に進出し、韓国文化の優秀性を誇示した「アンコール-慶州世界文化エキスポ」は、世界32カ国が参加し、45万人の観覧客を誘致するなど、「新文化韓流」を作り出した。

◆見所・遊び所が盛りだくさんのフェスティバル


 慶州世界文化エキスポ2007は、慶州世界文化エキスポ公園内の56万平方メートルの敷地に「新羅ワンギョン森」を作り、象徴建築物の「慶州タワー」「エキスポ文化センター」などの見所をそろえた複合文化テーマパークをオープンし、歴代最高の規模で開催される。

 今回のエキスポの最も代表的な象徴物は慶州タワー。82メートル(30階建ての高さ)という高さで慶州市の象徴としての威厳を放っている。慶州タワーは現在は失われた新羅三宝のうちのひとつ、皇龍寺九層木塔を躍動的な天馬と共に再現したもの。その上では慶州世界文化エキスポのテーマ「千年の光、千年の窓」という文字がさまざまな光を発散する金ぱくのカリグラフィーで表現され、雄大な雰囲気を醸し出している。頂上にはスカイラウンジと展望台があり、夜には美しいレーザーショーを見ることができる。エレベーターに乗って展望台に上がると、エキスポ公園をはじめ、普門湖など慶州の秘境を一目で見渡すことができる。

 新羅王京の美しい自然を再現したワンギョン森も欠かせない名所のひとつ。18万平方メートルの敷地に造成されたワンギョン森は、新羅の歴史と文化を体験し、文化芸術の公演を楽しむことができる空間だ。


 このほか、新羅の六府村を再現した六府林、ソラボル鶏林を再現した王府林、雁鴨池を真似て作った鷄林池、さまざまなイベントが行われる天馬広場などは新羅の品格高い文化を感じることができる空間だ。

 また、ロシアのアイスバレーショーが行われる處容の家や3D映画が上映される映画館、世界公演芸術フェスティバルが開催されるペクギョル公演場も欠かせないエンターテインメント空間。

 オ・スドン慶州世界文化エキスポ事務総長は「慶州世界文化エキスポを今後、慶州と慶尚北道、さらには韓国のグローバルブランドとして育てていき、英国のエジンバラフェスティバルやブラジルのリオのカーニバルなど、世界有数のフェスティバルのような世界の文化フェスティバルに成長させていく」と話した。

キム・ヒョヌ記者
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