韓国最高の女優からグローバル女優に成長したチョン・ドヨン。チョン・ドヨンのこれまでの足取りはまるで夜空にきらめく星たちのようだ。1990年、まだ高校生だった17歳のとき初めて出演したのはジョンソン&ジョンソンのCMだった。そして93年、MBCの『われらの天国』に出演し、女優としての道を歩み始めた。この後、ドラマ『星に願いを』(MBC、1996)、『総合病院』(MBC、1994)、『若者のひなた』(KBS、1995)などのヒット作で熱演し、トップ女優への仲間入りを果たした。
ドラマの次は映画へと活動領域を広げた。最初の作品は『接続』だった。そしてこの作品で清龍映画賞と大鐘賞映画祭の新人女優賞を受賞した。この後、スクリーンの女帝と呼ばれるまで、映画『約束』(1998)、『ハッピーエンド』(1999)、『私にも妻がいたらいいのに』(2000)、『スキャンダル』(2003)、『ユア・マイ・サンシャイン』(2005)などの作品に次々出演し、素晴らしい演技を見せた。
地道な努力で最高の女優へと成長したチョン・ドヨンは今年5月、映画『密陽』で第60回カンヌ国際映画祭の主演女優賞を受賞した。そして先月は米国の芸能週刊誌「バラエティー」が選んだ「最も影響力のある女性50人」の1人にも選ばれた。