ペ・ドゥナ「写真は憂うつさやむなしさを満たしてくれる」


 2冊目の写真集『ドゥナ’s 東京遊び』を出版したペ・ドゥナが17日、ソウル・獎忠洞のウェルカム・ギャラリーで出版記念イベントを行った。ぺ・ドゥナは「今、一番熱中しているのは写真。憂うつさやむなしさを満たしてくれると思う」とコメントした。

 普段から写真好きで知られているペ・ドゥナは昨年、『ドゥナ’s ロンドン遊び』を出版した。『ドゥナ’s 東京遊び』はそれに続き2冊目となる。

 『ドゥナ’s 東京遊びには、ペ・ドゥナにとって馴染みのある東京の街を中心に、彼女ならではの趣向とセンスによる写真とエッセイが収められている。

 ペ・ドゥナは「ロンドン編と東京編の最も大きな違いは、一方が『見知らぬ土地』であるのに対し、もう片方は『見慣れた土地』であること。ロンドンは見知らぬ土地のため、行く先々で写真を撮ったが、日本ではキュートでカッコいいと思った場所だけを撮影した」と説明した。

 ペ・ドゥナが写真集を出版した理由は、写真の魅力にはまったため。ペ・ドゥナは「役者としての活動がオフのときに写真を習い、当時感じていたむなしさを写真で満たしていた。今でも写真は私の中にある憂うつさやむなしさを埋めてくれる」と、写真集を出版した背景を語った。

 ペ・ドゥナが今回の写真集で最も気に入っているのは、東京のあるショップの前に座っている猫の姿を写した一枚だ。ペ・ドゥナは「道を歩いていたら、黒猫がブランドショップの前に座っていた。とても寒くて力が出なかったけれど、猫を見つけてシャッターを押した。そうしたら、思っていたよりも良く撮れていた」と、最もお気に入りの作品に選んだ理由を説明した。

 また、「カメラマンと役者のうち、どちらの肩書きが自分にはピッタリだと思うか」という質問について、ペ・ドゥナは「私は女優であり、カメラマンではない。写真が好きな役者というのが一番合っている」と答えた。

チェ・セナ記者
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