韓国でひそかな日本ドラマブーム…20代女性に人気


 ケーブルチャンネルで放送中の日本ドラマが韓国で人気を集めている。

 これまで日本のドラマは、『プリズン・ブレイク』『CSI』などの大作を掲げた米国ドラマに比べ視聴者層が狭く、一部固定的なファンのみに支持されてきた。

 しかし最近は幾つかのチャンネルが話題の日本ドラマを相次いで放送したことにより、米国ドラマの人気を超えようとしている。視聴率もケーブルチャンネルでは異例の2%前後を記録している。

 これまで放送された日本ドラマの中で目に付くのはXTNの『華麗なる一族』とMBCムービースの『のだめカンタービレ』。

 『白い巨塔』の作家山崎豊子のもうひとつのベストセラー小説『華麗なる一族』をドラマ化した同作品は、日本のトップスター木村拓哉を主演に、鉄鋼財閥一家の隠された秘密を描いた物語。この作品は韓国で放送された日本ドラマの中では唯一、韓国語に吹き替えられて放送された。


 クラシック音楽を素材にした『のだめカンタービレ』は人気スターの玉木宏を主演に、音楽のためにすべての情熱を捧げる若者たちの姿を描いたドラマ。

 このほか、ドラママックスの『I.W.G.P』とMBCドラマネットの『花より男子2(リターンズ)』も日本ドラマブームに一役買っている。

 ケーブルチャンネルの関係者は「最近、日本でヒットした話題作を放送したことが、日本ドラマブームを巻き起こした理由。日本でも指折りのイケメン俳優が主人公を演じているため、特に20代の女性に人気がある」と説明した。

ソ・ジュヨン記者
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