「癒し派ピアニスト」倉本裕基さんに聞く(中)


―芸能人で親しい方は?

 「それほど親しいという人はいませんが、シン・スンフンさんとは親交があります。よい歌を長く作り続けるという大変なことを成し遂げていて、本当に素晴らしい人だと思います。Ryuさんともお仕事をして知り合い…(いろいろな自身のツーショット写真を見ながら)ユン・ソクホ監督、ソ・ドヨンさん、ハン・ヒョジュさん、RAINさん、パク・ソルミさん…最近はいろいろな方とお知り合いになりました。違う世界の人ですが、そういう出会いも素敵なことだと思います」

―韓国でこれほどに愛された理由は何だと思いますか。日本との反応の違いは?

 「単に、韓国の方の求める音楽に合致したのでしょう。自分で言うのも何ですが、韓国は、日本よりもストレートに良いものは良い、と認めすんなり受け入れる気質があるような気がします。名前で聞くのではなく、純粋に音楽を認め、聞いてくれる。そして、日本では比較的年配の方がよく聞いてくださるのですが、韓国では10代、20代の若い人が多いんです。最近は幅が広がり年配の方も増えてはいますが」

―これからも韓国での活動は続けられますよね?

 「倉本を聞きたい、という方がいてくれる限りは続けたいと思います。今は、年2回ペースでツアーをやっていますが、実はソロのツアーをやることは精神的にも肉体的にもとても大変なんです。食べ物ひとつにも気を配り、何かあってはいけない、と思うと外出もままならない。でも、責任があるので、そうやって100%の状態で臨めるようにと常に努力しており、これからもその姿勢で頑張りたいと思います」

東京=野崎友子通信員

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