フィギュアスケートのキム・ヨナが30日、インターネットの悪質書き込みの被害者となった。
事の発端は13人グループ「スーパージュニア」のメンバーの1人がテレビの放送で紹介したキム・ヨナ関連のエピソードだった。
グループのメンバー イ・トゥクが、某ケーブル放送の録画で「キム・ヨナにホームページのイルチョン(ミニホームページに掲載された写真などを閲覧できる権利)を申し込んだら断られた」という“事件”を公開した。以前からファンだったキム・ヨナと一緒に学生服のCMを撮影した際、キム・ヨナにイルチョンを申し込んだら「ごめんなさい」と言われ、このためメンバーにいつもからかわれているという話だった。
「イルチョン」とは某IT会社が運営するホームページで、お互いのホームページに掲載された写真などを自由に閲覧できる特別な関係のこと。キム・ヨナは有名になるにつれ、イルチョンの申し込みが相次ぐと、昨年末から「イルチョンは知っている人だけに限ります」という注意書きをつけていた。
イ・トゥクのこのエピソードが放送されたのは30日午前。スーパージュニアの一部の熱心なファンたちはすぐにキム・ヨナのホームページにアクセスした。「スーパージュニアからのイルチョンの申し込みを断るなんて許せない」「イ・トゥクがそのとき、どんなに恥ずかしい思いをしたかと思うと腹が立つ」といった冷静な怒りの非難もあったが、ただ暴言を吐くといった非常識な書き込みがほとんどだった。
キム・ヨナのファンも黙っていはいなかった。スーパージュニアのファンを非難する一方、「悪質書き込みは無視すればいい」「ホームページをしばらくの間閉鎖してはどうか」など、キム・ヨナを心配する書き込みが相次いだ。キム・ヨナのホームページは両側ファンの衝突により、30日は1日中すさまじい状況となった。書き込みの件数は20万件を超えた(午後6時現在)。このような書き込みの数は、今年全体の書き込みの数を上回る数だという。
キム・ヨナはこれに対し、まだ特別な反応は示していない。キム・ヨナのファンはカナダで練習に励んでいるキム・ヨナが傷つくのではないかと心配している。
これに対しキム・ヨナのマネージメント会社のIBスポーツ側は、「毎日ホームページの管理を楽しみにしているので多少のショックは受けるだろう。しかし応援の書き込みも多く、もともとの性格が冷静なので、これに大きく左右されることはないだろう」とした。