Fly To The Sky「僕らは家族みたいな友達」


 幻想的なハーモニーを誇る男性デュオFly To The Skyの7thアルバムのタイトルが注目を集めている。『NO LIMITATIONS』。なぜ彼らは自らの限界を定めようとしないのか。「多くの人たちが、僕たちはバラードばかり歌っていると思っていますよね。今回のアルバムでは、ダンス、ソウル、ジャズなど多様な音楽を取り入れているため、新たな姿を発見していただけると思います」

◆ファンヒの整形は大当たり

 ファンヒが整形手術を受け、グループのイメージも新しく生まれ変わった。整形手術は誰にとっても、秘密にしておきたいものである。だが意外なほど、ファンヒは正直だった。

 「鼻を直しました。外見にコンプレックスがあったんです。より良い姿をお見せしたいという欲のために、整形手術を受けることを決心しました」

 では、手術の結果はどうか。メンバーのブライアンは、こう答える。「完全に大当たりです。女性たちが、『すごく男らしくなった』と言ってくれますね。『ガールフレンドがいなければ、紹介しますよ』という人たちもいます」

◆アルバムも大ヒット

 7thアルバムのタイトル曲は、『My angel』。弦楽器の軟らかい旋律に募る愛を乗せた正統派のバラードで、ファンヒの重量感あるボーカルとブライアンの美しい声が幻想的なハーモニーを奏でている。この曲は、アルバム発売からわずか10日目で各種チャートを席巻し、変わらぬ人気を誇示している。

 「最初は力を抜いて、ソフトに歌いました。でも、僕の熱烈なファンたちががっかりするだろうと思い、いつもよりもさらに切なく歌ってレコーディングしました」

 この他、典型的なFly To The Skyの曲らしい『愛している』、アコースティックギターの演奏とブライアンの歌が際立つ『憎んでほしい』、まるでミュージカルのような『結婚しないで』、明るく軽快な『Kissing You』などが、7thアルバムを華やかに演出している。

◆ぐっと広がる活動範囲

 Fly To The Skyは歌手としてだけでなく、さまざまな分野で頭角を現わしている。ファンヒは昨年、ドラマ『オーバー・ザ・レインボー』(MBC)で役者への挑戦に成功し、ブライアンもまた、MBC『ショー! 音楽中心』のMCとして活動範囲を広げた。

 アルバムのタイトル通り、彼らの活動範囲には限界がないように見える。

 ファンヒは漫画家ホ・ヨンマンの作品を原作にしたドラマ『愛してる』にキャスティングされ、ブライアンもシチュエーションコメディーなどで演技に挑戦する計画だ。

 このような状況であるため、歌手としての活動を休む際は、各自の仕事のため、会えない時間が長くなってしまう。しかしFly To The Skyは「僕たちは9年間、友情が続いています。家族のような友とでもいいましょうか。互いに成長する姿を見守ることが、僕たちにとっては大きな楽しみです」と語り、グループとしての活動を今後も続けていく考えを示した。

イ・ジョンヒョク記者
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