ドラマ復帰したスターたちの成績表は…?

 「スターたちがドラマに帰ってきた」

 軍服務、映画の撮影、休息などにより長い間ドラマに出演していなかったスターたちの活躍が目につく。久々にドラマに復帰したスターたちを視聴者やメディアはどのように評価しているのか。スポーツ朝鮮のテレビ担当記者らの意見を総合してみた。

◆俳優見たさにドラマを見る


 最高の評価は『銭の戦争』(SBS)のパク・シニャン。チャン・テユプロデューサーとパク・ジニ、イ・ウォンジョンは、このドラマがヒットした理由はパク・シニャンだと口をそろえる。それほどにパク・シニャンの熱演は光っていた。パク・シニャンは『パリの恋人』(SBS)以降、3年ぶりのドラマ復帰でまたもや高視聴率を記録した。インターネットの掲示板にはパク・シニャンへの賛辞が相次いだ。

◆ドラマの力になる


 チャン・ヒョクは除隊後にカムバックしたスターの1人。復帰作として出演した『ありがとうございました』(MBC)はドラマ自体も素晴らしかったが、医師のミン・ギソ役を演じたチャン・ヒョクの熱演が光っていた。『外科医ポン・ダルヒ』(SBS)のイ・ヨウォンの患者を思いやる演技が現実感溢れるものだったと好評を集めた。この作品で16年ぶりにドラマに出演したイ・ボムスも感情の起伏の激しい生真面目な医師を好演した。現在、『不良カップル』(SBS)で8年ぶりにドラマに復帰したシン・ウンギョンの愉快で堂々とした演技も好評を集めている。

◆与えられた役に最善を尽くす


 除隊後初の作品に『愛に狂う』(SBS)を選んだユン・ゲサンは男女の切ない恋を演じ、その演技力が認められた。イ・ジョンジェは『エア・シティ』(MBC)で8年ぶりにドラマに復帰し、国家情報院要員の役を熱演したが、期待していたほどの視聴率は記録できなかった。一方、『花いちもんめ』(KBS2)のチャ・テヒョンは、映画『猟奇的な彼女』以降、いつも同じようなキャラクターばかり演じているという批判の声もあがってる。

◆出演するんじゃなかった

 映画では素晴らしい演技を見せているカン・へジョンだが、久々のドラマ出演で散々な結果を残すとは誰も想像していなかった。『花いちもんめ』で9年ぶりにカムバックしたカン・へジョンは、映画だけに専念した方がよかったのではないかと思わせるほどの低調な視聴率を記録した。このほか、パク・ジョンチョルが除隊後に出演した『青い魚』(SBS)、日本で大活躍しているユンソナが7年ぶりに出演した『恋人よ』(SBS)、歌手に専念していたチェ・ジニョンが10年ぶりに出演した『愛してもいい』(KBS2)は予想よりはるかに低い評価にとどまった。

◆チャンネルを変えてしまった…

 選びに選び、9年ぶりの復帰作として『青い魚』に出演したコ・ソヨンは惨敗という苦杯をなめた。コ・ソヨンという名にふさわしくない5%台の視聴率にとどまり、「新人よりへたくそな演技」という非難まで受けた。これはもう若いとはいえない女優が清純可憐な役を演じた上に、ドラマの内容もありふれたものだったため。視聴者は「CMばかりに出演して演技の感覚がなくなったのか」「イライラしてみていられず、チャンネルを変えた」などの悪評が相次いだ。

イ・ジュヨン記者
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