黄土釜と炭で2度焼きした豚カルビ

 焼肉の味は火で決まる。

 高陽市東国大学病院後門前にあるホンガネ(代表:ホン・ソングク)は黄土釜焼きという独特な方法で豚カルビの美味しさを引き出している。脂を取ったカルビに、ロースを適当に交ぜ、肉自体のバランスを取っていることから普通の店とは違う。

 リンゴ、ナシ、タマネギ、ニンニク、ショウガ、コショウ、ゴマ、酒、醤油などを牛の骨を煮込んだスープに入れ、3日間熟成させた後、ここに肉を入れて再び3日間熟成させるのがこの店の味の出発点。オーナーが直接考案したという黄土釜(内壁は耐火壁石)で70%程度焼いて脂を抜き、炭で残り30%を焼く。肉を焦がさずに香ばしく仕上げるのが特徴。肉に染み込んだクヌギの香りが食欲を刺激する。600グラム1万5000ウォン(約2000円)という価格も嬉しい。サムギョプサル(600グラム)も同じ値段だ。大根の若菜のキムチや白菜の浅漬け、トウガラシの葉の和え物などと存分に肉を食べた後、最後にすいとん(5000ウォン)を2~3人で分けて食べるとお腹は満腹。

 醤油を取り除く前の味噌を忠清南道洪城郡から取り寄せるなど、細かい部分まで手を抜いていないオーナーの心配りが美味しさの秘訣だ。蒸しアンコウや海産物鍋(大4万ウォン、中3万ウォン)など、海産物の料理も美味。

 ソウル応岩洞でナマズ料理の店からスタートし、ウォンダンで蒸しアンコウの店を数年間経営していたが、その店を息子に継がせた後、高陽市でこの店をオープンしたという。毎月1度はこの地域の老人会員50人を招待し、食事を提供するというオーナーの優しさが、すべての料理に染み込んでいる。午前10時から午後11時まで営業。旧正月・旧盆のみ休業。駐車場も広い。

031-966-3224

<記事、写真、画像の無断転載を禁じます。 Copyright (c)Chosunonline.com>
関連ニュース