LA公演中止になったRain、悲しみ胸にドイツへ


 開始1時間30分前にロサンゼルス公演が突然中止になったRainが、映画の撮影のためドイツ行きの飛行機に乗った。

 Rainは2日(現地時間)、映画『Speed Racer』の撮影のため、予定されていた飛行機に乗ってドイツ・ベルリンに向け出発した。

 Rainの関係者によると、Rainは公演当日にコンサートが中止になるという今回の事件に、涙を流すほど大きなショックを受けたとされている。しかし予定されている映画の撮影のスケジュールを遂行するため、ドイツに向け出発した。

 Rainの関係者はスターニュースとの国際電話で「Rain本人の意思とは関係なく公演が中止となった。今回の公演のために記者会見も行うなど、プロモーションにも力を入れていたRainの落胆は大きかった」と語った。

 また、「公演当日になってコンサートの装備が使用できないという事実を知った。韓国ではチケット販売の不振により公演が中止になったという報道があったようだが、それは事実ではない。既に70%を超えるチケットが販売されており、公演を中止にする理由はまったくなかった」と説明した。

 Rainのショックが大きかったのは、ロサンゼルス公演が現在行われる予定の唯一の米国公演であったため。Rainは当初、6月15日のハワイ公演を皮切りに、19日にはアトランタ、23日にはニューヨーク、27日にはサンフランシスコ、30日にはロサンゼルスを回る米国ツアーを行う予定だったが、6月15日、米国の音楽企画会社レイン・コーポレーションがネバダ州の裁判所に提起した「Rain表記の使用禁止」仮処分申請により、すべての公演が延期または中止になった状態だ。

 今回のRainの米国公演の難航はこれだけにとどまらない。実際、Rainはハワイ公演を延期し、ハワイ公演を準備していたクリックエンターテインメントから告訴された。クリックエンターテインメントは6月21日(米国時間)、Rainと共にJYPエンターテインメント、スターMエンターテインメントに対する告訴状を現地の裁判所に提出した。

 一方、Rainが出演を決定し、5月31日(現地時間)、ドイツのスタジオで行われた制作発表会にも参加した映画『 Speed Racer』は、米国で放送され大きな反響を呼んだ日本のアニメーション『マッハGO GO GO』を原作にした作品で、2008年5月の公開を目標に撮影が進められている。

 この映画はスーザン・サランドンやジョン・グッドマンなどハリウッドの演技派俳優が出演することでも話題を集めている作品で、Rainは家業を守るために奮闘する東洋人の新鋭レーサーの役を演じる。

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