Tei「高校時代、故キム・グァンソクの曲で涙」


 歌手Teiが「キム・グァンソクの『街中で』を聴いて初めて涙を流した」とし、故人に対する尊敬の意を表した。

 29日、東京の厚生年金会館でコンサートを開催したTeiはこれに先立ち音楽サイトMUZと行ったインタビューで、「死ぬほど素晴らしい音楽を作っていきたい」とし、自分が歌手になるのに決定的な役割を果たした故キム・グァンソクの話をした。

 Teiは「高校3年生のとき、受験勉強をして深夜に帰宅する途中、キム・グァンソクの『街中で』を聴いた。そのとき、その曲を聴いて涙が出た。キム・グァンソクの声には悲しみが染み込んでいる。うらやましく、僕もそんな風に歌いたいと思う」と話した。

 また、自分の音楽に対する情熱は高校時代に結成したロックバンド「青酸カリ」からスタートし、常にインディーバンド「青酸カリ」時代の気持ちを失わないよう努力していると語った。

 バンドの名前を「青酸カリ」にしたことについてTeiは「死ぬほどいい強烈なロックがやりたいという気持ちを劇毒の名前で表現した」と説明した。また、青酸カリというグループ名が少々恥ずかしいときもあるが、後悔はしていないと話した。

 一方、Teiは29日午後7時、東京の厚生年金会館でコンサートを行い、「同じ枕」「愛は…香りを残し」「愛は…ひとつだ」など、これまでのヒット曲と共に、ドラマ『オールイン運命の愛』のオリジナルサウンドトラック「初めてのように」、ドラマ『冬のソナタ』のオリジナルサウンドトラック「最初から今まで」など計23曲を熱唱した。

 東京公演を大成功させたTeiは、神戸と名古屋でもコンサートを行う予定だ。

<記事、写真、画像の無断転載を禁じます。 Copyright (c)Chosunonline.com>
関連ニュース