ソン・へギョ『黄真伊』が北朝鮮で必ず公開されるワケ


 100万人動員目前のソン・へギョ主演映画『黄真伊』。北朝鮮の作家ホン・ソクチュン氏の原作を映画化した同作は、意外な契約が結ばれていたことが判明した。

 『黄真伊』関係者は14日、「北朝鮮の作家ホン・ソクチュン氏の原作を映画化したため、契約条件に原作者に必ず見せなければならないという義務条項があった」と明かした。

 『黄真伊』は今月5日に初めて北朝鮮・開城で試写会を行った。この日の試写会に出席するものと期待されていたホン・ソクチュン氏は会場に姿を見せなかった。

 同関係者は「『黄真伊』が平壌で公開されるまでいくつもの段階と複雑な手続きを踏む必要がある。しかし、原作者に見せなければならないという義務条項がある以上、いずれフィルムが北朝鮮へ行くことになるだろう」と語った。

 『黄真伊』は、韓国映画界が北朝鮮作家の原作を初めて映画化した作品。制作陣は企画段階から北朝鮮当局と協議を重ねた。エンディングのシーンは、開城と朴淵瀑布での撮影が立ち消えになったが、代わりに金剛山で撮影が行われた。

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