視聴率イマイチだった『魔王』、OSTはバカ売れ


 先月放送が終了したKBSドラマ『魔王』。一部マニアたちの熱い支持を受けた同作品はOSTも高い関心を呼んでいる。

 他局の人気ドラマに押されて低視聴率に甘んじた『魔王』だが、民主言論市民連合放送モニター委員会の4月の推薦番組に選ばれるほど、作品性においては決して遜色(そんしょく)ないものだった。

 ドラマ『復活』の制作チームが再結成して集まった作品ということもあって、さらにマニアファンを集めた『魔王』は、視聴率以外の部分で熱い反響を呼んだ。

 『魔王』のOSTは、CD市場の不況にもかかわらず1万5000枚の売り上げを記録し、気勢を上げている。

 『魔王』を制作したオリーブナインのイム・ジョンウォン理事は「多くの視聴者から大きな反響があったドラマだが、視聴率が高くなかったため、正直言ってOSTがよく売れるという反応は期待していなかった。でも、OSTにはよい曲を入れようと努力した。最近3000枚ほどOSTの追加注文が入っており、ドラマの版権に続いてOSTも日本をはじめとするアジア市場で売れることを期待している」と語った。

 全19曲で構成された『魔王』のOSTは、主人公のオム・テウンが自ら歌った曲と、バービー・キムが歌うタイトル曲、JKキム・ドンウクなど実力派ミュージシャンが参加している。

 ドラマ『魔王』は日本に輸出され、今年秋にはスカパー!のアジアドラマチックTV★So-netで放送される予定だ。

イ・ヒジン記者
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