兵役特例不正問題:歌手PSY、検察で事情聴取

 兵役特例対象の会社の産業機能要員となった後、勤務を怠った疑いが持たれている歌手のPSY(本名パク・ジェサン)が4日、ソウル東部地裁に出頭し、午前10時20分から午後6時50分まで8時間30分にわたり事情聴取を受けた。

 検察はこの日、◆PSYが兵務庁に申告した通り「プログラム開発業務」に従事していたのか、◆PSYが産業機能要員になるため、叔父のパク某さん(52)が運営するインターネット遠隔教育会社Y社とPSYが勤務した教育プログラム開発会社F社の間に不正な取引があったかについて集中的に調査した。

 事情聴取が終わった後、東部地検の韓明官(ハン・ミョングァン)次長検事は「PSYがプログラム開発能力のない状態で入社し、プログラム開発ではなく企画やプログラムテスト分野で仕事をしていたことを認めた」と話した。万一、PSYがプログラム開発業務に従事していなかった場合、そのほかの部署での勤務態度に問題がなかったとしても、兵務庁の非指定業務に従事していたため兵役法92条に違反したことになる。韓検事はまた、「PSYが産業機能要員になった 2003年1月ごろ、Y社がF社から普通1200万ウォン(約157万円)の値段のプログラムを2500万ウォン(約328万円)で買った事実が確認された」とした。

 検察はこの日の調査で、PSYの供述内容に反して、服務期間中の2003年1月から2005年11月までに、少なくとも52回以上の公演を行っていた事実を確認した。PSYは先月30日、弁護士を通じて「服務期間の間に行った公演は2度しかない」としている。

 PSYが服務を怠っていた事実が明らかになる場合、検察は兵務庁にPSYの産業機能要員編入取り消し通達をすることになる。この場合、PSYは23カ月間(今年8月に陸軍に入隊する場合)改めて軍隊で服務しなければならない。

イ・インムク記者
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